ワイヤーロープの熱影響

今回は、ワイヤロープの熱影響についてお話いたします。

高湿雰囲気での利用は注意!

ワイヤロープは100℃を超える高温雰囲気では使用しないで下さい。

熱の影響を受け、強度が低下します。

強度低下の原因

ワイヤロープは繊維芯または鋼芯で芯を形成しておりますが、特に繊維芯は100℃以上になると炭化(軟化)しはじめ、ロープ形状を保持できなくなります。

芯はワイヤロープのストランドを支えてロープの形状を保つだけでなく、ロープグリースの保持や内部から潤滑と防錆に必要なグリースを補給するという役割を担っています。

また、鋼芯タイプは繊維芯に比べ、耐熱性は優れておりますが、約200℃以上になると急激に強度低下を引き起こします。

★ポイント

ワイヤロープには、潤滑性や防錆性を保持する為、ロープグリースが塗布されております。汎用ロープグリースは、約100℃までにグリースが滴下しワイヤロープから消失してしまうので、強度が低下(摩耗や断線が発生しやすくなり、疲労性能が著しく落ちる)します。

また、100℃以内で使用の際でも、ロープグリースはこまめに補充・塗布しましょう。

まとめ

100℃を超えるような高温化でのワイヤロープの使用は危険です。チェーンスリングを御使用される方が望ましいでしょう。但し、チェーンスリングにも高温による強度低下がございますのでご注意願います。ご安全に!

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