繊維ロープの種類・用途

今回は、繊維ロープについて説明していきます。

繊維ロープは、種類によってそれぞれ異なった特性を持っていますので、特性に合った製品を使用する事がポイントです。

繊維ロープには、合成繊維品(化学繊維)と天然繊維品があります。

各繊維ロープの特性と用途について記していきます。

合成繊維品

ナイロンロープ

ナイロンロープの特徴は、一般の合成繊維の中で引っ張り強度が優れ、摩擦や衝撃に強いことです。

柔軟で扱いやすく、酸には弱いのですが、アルカリには強い特性があり、吸水率も高いものが多いです。

使用例としては、モヤイロープ、係船、係留用・親綱ロープ・介錯ロープ・滑車用ロープなどに利用いただけます

クレモナロープ

クレモナロープの特徴は、強度・耐久性・使い易さに優れていることです。適度な柔軟性があり、滑りにくく扱いやすいことが挙げられます。

使用例としては、トラックロープ・親綱・命綱・曳綱・モッコ・アスレチックネット・梯子用ロープ・装飾など漁業・建設・林業・運送業など幅広く使用されています。

ポリエチレンロープ

ポリエチレンロープの特徴は、軽量で水に強く、強度があり、衝撃や擦れに強い点です。繊維ロープの中では、ハリ・コシがあり色の発色性が良いのが特徴です。また硬く、滑りやすいことも挙げられます。

【使用例】誘導ロープ 園芸などの支柱ロープ・公園や遊歩道などの柵ロープ

ポリプロピレンロープ

ポリプロピレンロープの特徴は軽く強度に優れており、水に濡れても吸水性が無く、硬くなりにくい点です。ただし未着色品は紫外線に弱いということもあります。

【使用例】漁業での浮き綱・荷役用トラックロープなど

天然繊維品

麻ロープ

麻ロープの特長は天然素材で土に還る環境に優しい製品であるということです。素材としては、サイザル・マニラ・ジュートなどがあり、熱や摩擦・紫外線に強く、静電気を抑えることが特徴です。また伸びはほとんど無く、滑りにくく、吸水性がある点も挙げられます。酸やアルカリに弱いです。

【使用例】綱引き・装飾用・神事用など

綿ロープ

綿ロープの特徴は、天然素材で土に還る環境に優しい製品であり手触りが良く、柔らかく扱いやすいということです。熱や摩擦・紫外線に強く、静電気を抑える効果がありますが、水に濡れると変質が早く、強度が必要な用途には不向きである。

【使用例】装飾・手芸・酪農など

まとめ

繊維ロープは、ワイヤロープに比べると強度は劣っている製品が多いですが、柔軟性や耐食性・伸びも良いので、幅広い分野で使用されています。

繊維ロープを安全に使用するために、引張強さの8倍以上を見て下さい。(安全係数)

例:自重100kgの荷物を引張る場合800kg以上の引張強さのロープを選んでください。

ご安全に!

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