ワイヤロープのD/d 曲げ応力による強度低下

こんにちは。道具屋.com 店長のコサカです。

ワイヤーロープについて、当ショップへよくお問合せいただくことがあります。

それは、「エンドレスの玉掛ワイヤは、2本吊りの使用荷重で使えるか?」という内容です。

当ショップでのお答えは「NO」です。

今回はその説明を致します。

曲げ応力について

ワイヤロープが、シーブ(滑車)や付帯金具などに沿って曲げられる際、曲げられたワイヤロープには「曲げ応力」というものが発生します。

この「曲げ応力」は、「シーブ径や金具の半径R」が小さくなるほど、ワイヤロープにかかる曲げ応力は大きくなります。

曲げ応力が大きい状態で使っていると、強度低下がおこり寿命も短くなってしまいます。

こちらの「ワイヤロープの折り曲げによる強度低下率」をご覧下さい。ワイヤーロープ曲げ応力の強度低下率

たとえばロープの線構成が「6x24」の場合D/d比率が1ならば、強度低下率は50%にも及びます。

D/d率が1と言うことは、ほぼ完全に折っている状態です。線径以下のRで曲げていることになりますので当然負荷が多く掛かります。

Rの比較的緩いD/d比率が20(つまりロープ径の20倍の円直径)だとしても、10%の強度低下になります。

このように曲げ状態では強度の低下が堅調になります。2本吊りで利用する際には強度に余裕を持ったワイヤーロープを選ぶようおすすめいたします。

強度について心配がありましたら、使用環境を確認のうえ、当ショップまで遠慮無くお尋ねください。

まとめ

ワイヤロープの折り曲げられた部分の強度は、曲げられないまっすぐな部分の強度より低下します。この低下する割合は、折り曲げ部の径とロープの構成により異なります。

エンドレスの玉掛ワイヤは、折り曲げによる強度低下最大50%となりますので、当ショップでは1本吊りでの使用荷重としております。ご安全に!

参考 ワイヤーロープ道具屋.com 参考 玉掛ワイヤーロープ道具屋.com

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